【ベルギーリーグ】デンデル 2-1 シント=トロイデン(日本時間2月9日/フローラン・ベークマンスタディオン)
シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライアンが左手一本の神セーブでチームを救った。近距離からのヘディングシュートを弾き出すスーパープレーに味方選手たちが労った。
小久保のスーパープレーが飛び出したのは、日本時間2月9日に行われたベルギーリーグ第25節のデンデル戦。ゴールレスで迎えた15分、シント=トロイデン陣内でデンデルにFKを与えた場面だった。
ボックス内に蹴り込まれたボールをFWブルーニー・シンバが頭で折り返す。ボールはゴール方向に飛びクロスバーを直撃。小久保はバックステップで追いかけながら無理にジャンプしたことで、体勢を崩してしまう。そこへ今度はDFネイサン・ロデスによるゴール急襲のヘディングシュートが飛んでくる。それでも小久保は素早く持ち場に戻ると、近距離からのシュートに反応。伸ばした左手にボールを当ててボールを弾き出し、最後はDFブルーノ・ゴドーがヘディングでクリアした。
1点もののプレーを止めた小久保に対して、DFレイン・バン・ヘルデンは小久保の後頭部をポンポンと叩いて労った。しかしこのプレーで、ゴドーが相手選手と交錯した際に鼻を負傷。ピッチに倒れ込むと、小久保は心配そうに負傷した選手の背中を摩る優しさを見せ、さらには主審に詰め寄るなどプレー以外の部分でもチームのために戦う姿勢を見せた。
小久保といえば、昨年行われたパリ五輪でU23日本代表の守護神として活躍。大会中に好セーブを連発する姿を見て、一部のファンから『国防ブライアン』といったニックネームをつけられていた。
なお小久保は、1点を失って迎えた43分にも横っ飛びセーブで失点を防ぐなど、この日は2つのビッグセーブを見せた。しかしチームは同点に追いついた直後の53分に決勝ゴールを奪われ、1ー2で敗れている。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)
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