【ラ・リーガ】マジョルカ 1-1 オサスナ(日本時間2月11日/ソン・モイシュ)
途中出場で指揮官の期待に応えた。マジョルカのFW浅野拓磨がフリーランニングによって相手を翻弄してゴール前でボールを受けると、ループパスで決定機を演出。結果的に味方のPKを誘発したシーンには、ファンもSNSで興奮気味にリアクションしている。
マジョルカがラ・リーガ第23節でオサスナと対戦。67分から交代出場でピッチに立った浅野は、79分に前線で違いを生み出した。
マジョルカのDFホアン・モヒカが自陣左サイドでボールを持つと、浅野はランニングを開始して相手の陣形が整う前に最終ラインの背後へ抜け出していく。この動きでモヒカのロングパスを引き出すと、左サイドに走りながら方向転換して中央へ動き直す“迂回”の動きで翻弄。オサスナのMFアベル・ブレトネスを惑わして、先に落下地点へと到達してみせた。
さらに浅野は、卓越したスピードと秀逸な進路選択で敵を欺いただけでなく、周囲の状況も把握できていた。胸でワントラップすると、追ってくるブレトネスと、挟み込もうとしてきたDFアレハンドロ・カテナの間を通すループパスを繰り出したのだ。
このパスを右サイドから駆け上がってきたマジョルカのFWヴェダト・ムリキがコントロールしてボックス内に侵入。直後に相手に倒されてマジョルカがPKを獲得した。浅野は、主審のホイッスルが鳴ると、ムリキと抱擁をかわす。両選手は先制のチャンスを獲得した互いのプレーを称え合った。
その後、ムリキが冷静にPKを決めて先制に成功。マジョルカにとって、2025年の公式戦における初ゴールがようやく生まれた瞬間となった。
浅野がピッチ登場から10分で大きな役割を果たしたシーンにはファンもSNSで反応。「浅野が貢献できて良かった!」「浅野大仕事したな!」「浅野はやああああああい!!」「よく出した浅野!」と一連のプレーを絶賛するコメントを寄せていた。
なお、試合はその後、アディショナルタイムの90+3分に同点弾を浴びてマジョルカはホームで引き分け。連敗を3で止めたものの、惜しくも勝点3を取りこぼした。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)