【ラ・リーガ】マジョルカ 1-1 オサスナ(日本時間2月11日/ソン・モイシュ)
あまりの痛みに悶え狂ってしまった。マジョルカのFW浅野拓磨がボールのない場所で相手の危険チャージを受けて倒れ込み、ファンも同情していた。
マジョルカはラ・リーガ第23節でオサスナと対戦。ベンチスタートなった日本代表FWは67分からピッチに立つと、79分には爆速フリーラン&絶妙ループパスでPK奪取に貢献した。
しかし、85分に思わぬ“打撃”を受けてしまう。1点をリードするマジョルカが相手の攻撃を防ぎ、カウンターアタックを仕掛ける場面だった。
最前線の浅野は、MFサムエル・コスタが自陣ボックス手前からボールを運ぶ中で、オサスナのDFフラビアンエンゾ・ボヨモと駆け引きしながら背後への抜け出しを狙っていた。しかし、コスタのドリブル速度が上がり、浅野もギアを上げようとした時だった。前に走り出したところで、ボヨモにショルダータックルで進路妨害されてしまったのだ。
それもただの妨害ではない。ボールのない場所でのプレーで、視界外からのチャージで、なおかつボヨモの肩付近が浅野の顔面にヒットしていたのである。この陰湿な“危険チャージ”を食らった浅野はその場に倒れ込み、足をバタつかせて悶絶した。
痛みを訴える浅野に気づいた主審はすぐに笛を吹き、見えにくい位置でのファウルにもかかわらず、ボヨモに対して迷わずイエローカードを提示。中継のリプレイ映像が流れると、ボヨモが“犯行”に及んだ決定的瞬間はしっかりと画面の端に映し出されていた。
このシーンにはファンもSNSで反応。「浅野がいじめられたんだが!?」「肘打ち食らった?」と、非難の声を挙げていた。
なお、試合はその後、アディショナルタイムにオサスナに同点弾を許してタイムアップ。マジョルカは勝利目前で勝点3を取りこぼしてしまった。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)