■企業から「好きなタイプのリーダー像」
大出裕佳(株式会社ワコール人事総務本部 人財・組織開発担当 課長):上田さんが広げたいのは、他人の可能性でしょうか、自分の可能性でしょうか?
上田:どちらの可能性も広げたいと思っています。自分が可能性を広げて新しいことを知っていくことに楽しみを覚えつつ、その楽しさをいろんな人に知っていただきたいという気持ちがあります。自分自身が目標や目的になり、他の人たちに“俺らってもしかしたらここまでいけるかも”という新しい可能性を見せていけたらな、と考えています。どちらかというのは決め難いところではあります。
森本浩太(三井ホーム株式会社 人事部 人材開発グループ):通っていない大学のサークル600人を率いているのは、どうしてですか?
上田:僕がいた高校のダンス部から、関西大学のダンスサークルに進んだ先輩や同期が多かったということもありつつ、人数の規模感が大体3、4倍ぐらいでしょうか。それが自分の可能性を広げるなと考えて、こちらのサークルに今は入っています。
松島征吾(Zenken株式会社 取締役 人材戦略統括本部長):どうやってリーダーになったのか教えてください。
上田:僕自身が務めたいと考えたところと、推薦の枠、両方が重なってリーダーになることができました。自分がなぜリーダーになりたかったかというと、今までは一番上の少し下の役職が多かったので、組織のやり方であったり、まとめていけたらなと感じていたところがありました。推薦してもらえた理由としては、自分で言うのもなんなんですけど、けっこう真面目なほうで。周りの人たちからも、先輩とのやり取りや礼儀といったところをしっかり評価していただけたのが大きかったと思っています。
松島:僕の好きなタイプのリーダー像だなと思ってます。
■企業の高評価に学生「気持ちいいです」
