ティム・フェールバウム監督
【映像】リアリティを追求した制作手法
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 14日、オリンピック史上最悪のテロ事件を描いた映画が公開される。

【映像】リアリティを追求した制作手法

 1972年のミュンヘンオリンピックの選手村で実際に起きたテロ事件を描いた映画『セプテンバー5』。パレスチナの武装組織にイスラエルの選手団11人が人質に取られ、その様子をアメリカの放送局が生中継することに。世界中が見守る中、スタッフの間では、放送の是非をめぐって葛藤が。人質やその家族の人権は、報道がもたらす結果の責任は誰がとるのか。現代社会にも通じる問題提起が描かれている。

 映画を手掛けたティム・フェールバウム監督は「密着ドキュメンタリーのクルーのようにやろう」とリアリティを追求した制作手法を追求した。映画の大部分は事件が起きたミュンヘンで撮影されたほか、1972年当時の中継スタジオを徹底的に再現するため、制作チームは個人収集家や博物館、放送局の倉庫に至るまで調査。セットでは、当時のオリンピック映像や実際に動く機材なども使われた。

 いち早く上映されたヴェネチア国際映画祭では、圧倒的な賞賛を受けたほか、第97回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされている。

 SNSの普及で誰もがメディアになりえる現代。作品の今日性について、監督はこう話す。

「描くのは50年前の出来事ですが、今に刺さると感じます。確かにテクノロジーは違うかもしれない。でも倫理上の問いは同じです。現代は誰もがカメラとテレビをポケットに持っている。一歩引いて報道と生中継の初期のころを見てほしい」

(『ABEMA Morning』より)

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本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。

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