【明治安田J1リーグ】湘南ベルマーレ 1-0 鹿島アントラーズ(2月15日/レモンガススタジアム平塚)
湘南ベルマーレのニュースター福田翔生(23歳)が、値千金の決勝ゴールを挙げた。鹿島アントラーズの守備陣を引き裂く幻惑ドリブルから蹴り込んだスライディングシュートにファンたちが歓喜している。
明治安田J1リーグ開幕節の鹿島戦、ゴールレスで迎えた64分だった。左サイドから攻め込む湘南は、ボックス手前で鹿島の中盤とディフェンスラインのギャップで、FW福田がMF奥野耕平からのスルーパスを受ける。足に吸い付くようにぴたりとトラップして一気にギアを上げた。
福田は足を出してきたMF柴崎岳を簡単にいなすと、今度は一瞬でDF関川郁万の逆をついてボックス内へ。そのまま左足に持ち変えると、最後は身体を倒しながらのスライディングシュート。これがGK早川友基の股を抜いてゴールネットに突き刺さり、湘南に先制点をもたらした。
圧巻のゴールに解説の水沼貴史氏も思わず「すごい!」と一言。続けて「このファーストタッチがまず良かった。ピタッと止まって、崩れずにそのまま入っていきました。最後は倒れそうになりましたが、しっかりと踏ん張った。すごいゴールですね」と大絶賛した。
またSNSでは、「福田翔生うめぇ」「すげーーーー!」「今年もやばい」「早く海外に行ってくれ」「バケモンだわ」「えぐいって」「ドリブルからのシュートまでがうますぎる」「去年がフロックじゃないことを証明したな」「もう2月のベストゴールが決まったか」「すごい体幹」「Jリーグのレベルを超越してる」「湘南にメッシがいてたまげた」など、福田を称えるコメントが多く見られた。
JFL時代の今治FCでキャリアを始め、2023年途中にY.S.C.C.横浜から湘南に加入した福田。昨シーズンは34試合に出場し、J1で自身初となる10得点をマークするなど残留争いのチームで貴重な得点源となった。
昨シーズンは鹿島戦で2戦2発を挙げるなど鹿島キラーとして活躍し、期待される新シーズンの開幕戦でも相性の良い鹿島から決勝ゴール。湘南の新エースが好スタートを切った。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)