【ベルギーリーグ】シント=トロイデン 2-2 クラブ・ブリュッヘ(日本時間2月16日/大王わさびスタイエンスタジアム)
シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライアンが、セットプレー時に相手から執拗なチェックを受けて猛抗議。激昂する守護神は、同胞のMF藤田譲瑠チマになだめられた。
守護神が怒りを露わにしたのは、第26節でクラブ・ブリュッヘと対戦した81分のことだ。小久保はゴールに向かってくる相手の右CKをパンチングで弾き出したのだが、その直後に審判に詰め寄った。両手を広げた状態で、鋭い目つきをしており、明らかに怒っている様子だったのだ。
一体、何が起きていたのか。リプレイ映像がその答えを教えてくれた。クラブ・ブリュッヘのCKが自らが守るゴールに向かってくるなか、小久保はクラブ・ブリュッヘのMFラファエル・オニェディカに身体を寄せられており、弾き出そうとしたところを執拗に妨害されていた。オニェディカは飛んでくるボールに対して全くプレーしておらず。小久保はファウルを受けていたのだ。
背番号16は陰湿とも言える相手の邪魔に遭いながらも、しっかりとボールを弾き出していた。さすがの守備対応だったものの、試合を通して何度も妨害を受けていたため、堪忍袋の緒が切れたのだろう。瞬時に審判に詰め寄り、不満をぶつけた。
その猛抗議は凄まじい勢いだったため、一緒にパリオリンピックを戦った藤田が審判との間に入り、なんとか場が収まった。
実況の原大悟氏は「何度もオニェディカが邪魔をしてきていますので、審判に『見てくれよ』と。立っているだけではなくて完全に押してきているので、これはファウルだと思います」と言及した。
相手選手からしつこいチェックを受けていた小久保は、90 + 1分にボックス内から放たれたシュートから失点。2ゴール目を許し1点のリードを守り抜くことができず、5試合ぶりの勝利に導くことができなかった。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)
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