序盤はサブミッション合戦など両者の力が拮抗する展開。ファロンの所属するユニット”フェイタル・インフルエンス”のジェイシー・ジェインとジャズミン・ニックスが狡猾にレフェリーを欺き介入に成功するなど3対1の数的優位でヘンリーが優勢に試合を進める。
観客もダーティーなファロンの戦いに対して一斉にブーイング。そんな展開のなかステファニーのエグい反撃技が飛び出す。スーパーキックを手始めに、ロープを使った「619」を決めスプリングボードのクロスボディ、バックスープレックスと一気呵成にペースを掴むと、首4の字の体勢から反転しトーブを何度も叩きつける残虐な荒技を披露。
バッケルの十八番として知られる「ネック・フィギュア4ヘッド・スマッシュ」はファンのカウントコールとともに10連続。ファンからは「凄い技だ」「これは痛い」「技が多彩だな」と見た目の破壊力以上にインパクトのある攻撃に声をあげた。
その後もセコンドの2人による介入に終始悩まされたステファニーだが、自ら場外に降りて”フェイタル・インフルエンス”のメンバーをまとめてダイブで撃破。その後リング内に戻り、パッケージ・バックブレーカー(SVB)を決めた後、あえてカバーに行かずコーナートップに立ち、飛んで前方270度回転と横方向360度回転の超難度スプラッシュ「スパイラルタップ」でファロンを3カウントで仕留めた。
ジュリアと同時期にNXT入りし、ライバル関係から一転タッグパートナーとなり頼れる盟友となったステファニー。若干遅れたが参戦4カ月での戴冠となった。(ABEMA/WWE・NXT『VENGEANCE DAY』)
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