海外では“女性だけトイレ行列”問題は起こっていないのか。国際赤十字などが難民キャンプや災害避難所を想定して定めた「スフィア基準」では、最低限必要なトイレ便器数の男女比は、男性が1に対して女性が3で、女性の方が3倍必要となっている。さらに、台湾では2010年に成立した法律で学校や駅などでは女性が5倍必要。アメリカの一部の州やカナダでは「トイレ平等法」が制定されているといい、少なくても女性が2倍必要としている一方で、スウェーデンでは「男女共用トイレ」が一般的だという。
男女の区別を無くしてしまえば問題は解決するかもしれないが、街の女性たちからは「いろいろな人が使っているので清潔感がない。自然と使わないようにしている」「ホームレスがいたりするので。地元の公園のトイレで1回あって、めっちゃ怖い、トラウマ」と反対意見が相次いだ。
「そもそもトイレというのはサービスで作っている。来ていただくためのサービスで作っているから、格差を作ろうなんて思ってもいないし、むしろ逆。女性が本当にどんどん外に進出していくようになったから、女性の部分はスペースを広く取ってあげないといけないとは思う」(小林さん)
「理想としては“待ち時間”の平等。女性と一緒に外出した男性も、女性が済むまで待たされる。男性の不利益でもあるので、まずは数の平等から始めて、悪くても男1:女2ぐらいにしてほしい」(百瀬さん)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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