【ベルギーリーグ】シント=トロイデン 2-2 クラブ・ブルッヘ(日本時間2月16日/大王わさびスタイエンスタジアム)
シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライアンがゴール前で猛烈な存在感を放っている。チームのピンチを防ぐプレーに、スタジアムは熱狂の渦に包まれた。
注目のシーンは、第26節にクラブ・ブルッヘと対戦した27分のことだ。2点リードのホームチームが右サイドを崩されて迎えたピンチで、日本人GKがビッグセーブを繰り出す。
シント=トロイデンの右サイドからボックス内の左に向かって、斜めのアーリークロスが入ってくる。DF陣がクリアできないなか、クラブ・ブルッヘのMFケムズダイン・タルビが右足で合わせてきた。しっかりとミートされた一撃が、ゴールマウスを襲ってくる。しかし、そこで小久保が立ちはだかる。ゴール左下に飛んできたボールを、軸足を抜きながら横に飛ぶコラプシングで反応。ボールのバウンドに合わせて193cmの体躯を伸ばし、右手で弾き出してみせた。
パンチングで弾き出す場所も絶妙だった。相手2選手が左方向と正面から詰めてきていたが、その間を射抜いてクリア。相手の二次攻撃も許さないセービングで、ピンチを脱したのだ。
1点を防いだ日本人守護神の好プレーには、現地ファンが発狂。多くの観客が詰めかけた大王わさびスタイエンスタジアムからは大歓声が巻き起こった。実況の原大悟氏も興奮している様子で、「小久保!ビッグセーブ!」とシャウトし、「大外から入ってきて難しい対応だったと思いますが、最後まで我慢をしながら手を伸ばして止めました」と伝えている。
スーパーセーブを見せた小久保だったが、72分と90+1分に失点を許してしまい、2点のリードを守り切ることができず。勝利はお預けとなり、悔しい結果となってしまった。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)
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