元盟友のロクサーヌとコーラのギクシャクした関係や、ベイリーに対するロクサーヌの「元推しから敵」への心変わりなど、様々な人間模様が渦巻くなか、ジュリアがタイトルをかけて挑む防衛戦。4人の攻守が目まぐるしく変わる展開のなか驚きの場面が訪れる。
リング中央でいがみ合うコーラとロクサーヌを尻目にジュリアがバックドロップ2連発。コーナーポストに登ったロクサーヌにジュリアが追随しダブルアームの雪崩式をうかがうと、背後からベイリーが加わり2人まとめて”雪崩式スープレックス”の体勢。
”2人まとめて落とす雪崩式”はこの日にタッグ戦でも見られたが、4人目がいる4WAY戦。ここにコーラが加わりベイリーの足を抑え込みパワーボムの体勢。ファンが「おいおいおい」「4人はいかん」とざわつくなか、 すでに積み上がっていたジュリア&ロクサーヌ&ベイリーの3人が同時にマットに叩きつけられた。
3人がトップロープから落ちるインパクトは絶大。一番上のロクサーヌがリング中央まで飛ばされダウン、ジュリアは一回転しながら頭から落下するとファンから「大丈夫か?」「頭からいってる」と心配の声。技を喰らった3人とともに、技を仕掛けたコーラもグッタリと崩れ落ちた様子に「マジでやりやがった」「4階建て!」とどよめきが起きた。
その後、試合は、ロクサーヌのベイリーへの場外とリングでの「ポップロック」2連発、ここに割って入ったコーラがロクサーヌにフィニッシャー「ジェイデッド」を炸裂。この戦況を見ていたジュリアがヒザ蹴りを2発ロクサーヌに叩き込み、最後は「ノーザンライトボム」を決めて3カウント、見事NXT女子王座の初防衛に成功した。(ABEMA/WWE・NXT『VENGEANCE DAY』)
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