【映像】正確すぎるキックでゴラッソ演出
【映像】正確すぎるキックでゴラッソ演出の瞬間
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【UEFAヨーロッパリーグ】ソシエダ5-2ミッティラン(日本時間2月21日/アノエタ)                       

【映像】正確すぎるキックでゴラッソ演出の瞬間

 日本代表MF久保建英の鋭いボールが、ソシエダのゴラッソを呼び込んだ。CKの場面で左足から勢いよく飛ばしたボールは、ニアで相手に当たってしまうが、ペナルティアーク内のルカ・スチッチの元へこぼれ、圧巻のミドルがネットを揺らした。

 日本代表レフティがゴールを呼び込む働きを見せたのは、ソシエダがデンマークのミッティランをホームに迎えたUEFAヨーロッパリーグノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグの45+1分のことだった。

 2-2で迎えた前半終了間際、久保が自身のラストパスで作った決定機から、ソシエダは左サイドでCKを獲得。ここでのキッカーも、久保が務めた。両手を挙げてから、得意の左足で強めにキックを送ると、とニアサイドでミッティランの長身FWアダム・ブクサに頭で触れられたが、弾き損なったボールはボックスの外にいたスチッチの元へ。ペナルティアーク内で右足でコントロールし、左足を思い切り振り抜くと、正確なシュートは密集地帯を抜け、ゴール右下へと突き刺さった。

 久保にアシストはつかなかったが、強く、正確なボールだったためにニアで触られても完璧にクリアされることなく得点に繋がった。視聴者はSNSで「やっぱり久保くんのCK上手いね」「ソシエダはCKキッカー久保の方が良い」「このCKめっちゃカッコよかった」「やっぱ凄すぎだろ 天才か!」とこのキックを絶賛している。

 ネットが揺れた瞬間、実況の河路直樹氏は「決まったー!エリアの外からスチッチ!」と大興奮の様子で、久保のキックが呼び込んだとも言えるゴールを伝えた。そして、この試合の解説を務めた野口幸司氏は「前半終了間際にもう一度引き離すことができ、かなり大きな1点になりましたね。これはさすがに(GKのヨナス・)レッスルも反応できなかった。それぐらい振りが速く低い弾道で、スピードも申し分なかった」とこのゴールが持つ価値と、素晴らしさを冷静に伝えた。

 日本代表MFの“ほぼ”アシストで試合を3-2で折り返すことのできたソシエダは、後半にも追加点を2つ挙げて5-2で快勝。2戦合計スコア7-3で、ソシエダがベスト16進出を決めた。
ABEMA/WOWSPO/UEFAヨーロッパリーグ)

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久保建英にぶち抜かれた“軽すぎ”ワンマークディフェンスが話題
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