【ラ・リーガ】ソシエダ 3-0 レガネス(日本時間2月24日/アノエタ)
ソシエダの日本代表MF久保建英が、珍しく激昂し、ついにはイエローカードをもらってしまった。ボックス内に仕掛けた際、相手に引っ掛かって転倒したもののPKはなし。ここで猛アピールしていた久保だが“ブチギレ”していた理由は他のところにあった。
問題のシーンは、ソシエダがホームにレガネスを迎えたラ・リーガ第25節、2-0でリードして迎えた62分のことだった。久保がボックス内に進入したプレーが契機となった。
日本代表MFは、相手陣内の高い位置で回収したボールを受け取ると、ゴール正面左から縦へのドリブルを選択。まずはセイドゥバ・シセを引きちぎってボックス内へ。そして、さらにスピードアップしようとしたところで、カバーリングに来たDFレナト・タピアのスライディングタックルを受けて倒れてしまう。しかし、審判の笛はなくプレーは続いた。
この時、すでに問題は起きていた。久保が倒れ込んだ際に、その頭上からタピアが何やら声をかけていたのだ。実況・瀬﨑一耀氏は「ここでタピアに何か言われて激昂しました」と伝える。久保はその瞬間、タピアのユニフォームを掴んで今にも殴りかかりそうになっていたが、すぐさま相手GKマルコ・ドミトロビッチに静止されたことで、それ以上の“暴挙”に出ることはなかった。
ピッチでは、レガネスのカウンターがシュートで終わり、ボールが切れたところで状況を確認した主審が笛を吹いて、一触即発の当事者2人を呼び出してそれぞれにイエローカードを提示。喧嘩両成敗となったものの、両者は納得のいかないような表情を見せていた。
この結果、久保は今季の累積警告が5枚目となり、日本時間3月3日に行われる、久保の古巣チームでもあるバルセロナ戦は出場停止となってしまった。
このシーンにはファンもSNSで反応。「あからさまな挑発行為」「久保が試合中にあんなにキレるってほんとに何言われたんだろう…」「何語か分からんけど口の動きですぐ特定されそうな」「久保がこんなにもキレるとはよっぽどヤバいこと言われたんやな」「一言でこれだけタケがぶち切れるのは珍しい」と久保が見たこともないほどに激昂する姿を見て心配する声や「え、久保バルセロナ戦出られへんのかい」「バルサ戦の久保楽しみにしてたのになー」とバルサ戦の出場停止を嘆く多くの声が寄せられていた。
なお、この試合で今季5点目をマークした久保は、65分に交代し、チームは3-0で快勝。日本時間21日のELから中2日の公式戦で連勝を飾った。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)





