数日後に控えたジェイ・ウーソとのタイトル防衛戦の肩慣らしの相手に王者直々に「アキラ・トザワ」とコールされると「指名された」「すげえチャンスやん」「戸澤の時代がきた」とどよめきが。一方では「勝負になるのかよ…」「戸澤さん美味しいな」と“やられる前提”の声もちらほら。
その後バックステージでの「”変なおじさんダンス”がけしからん」とネチネチとウザ絡みしてきたグンターに温厚な戸澤の怒りを爆発。フロントキックやポコポコパンチで一矢報いるも、グンターの馬場さん風「ビッグブーツ」に一回転で意識が飛び、逆水平の追撃を喰らうと海外実況では「まるで木を斧で叩くような音だ!」とその衝撃を伝える。
戸澤もサイドキックなどで精一杯の反撃を試みるも、グンターの強烈なドロップキック”令和の32文砲”にぶっ飛ばされる。唯一の大チャンスだったコーナーポストからのドロップキックはキャッチされ「ボストンクラブ」に悶絶。ABEMA解説の週刊プロレス・井上光記者の「背骨がぁ…」の声のなか、戸澤も根性でプッシュアップして必死にロープを掴む。
その後も拷問チョップ、パワーボムとフルボッコ状態。すでに終わっているのにグンターの無理やりカウントスリー回避から、バックチョークで持ち上げる残酷な絞め技。ファンからは「鶴田と菊地(毅)みたい」「ジャンボのやりかた」と往年の全日本プロレスでジュニア戦士を痛ぶるジャンボ鶴田を思い出す声も…。
井上記者は「足が浮いてる…」と絶句。ファンの「戸澤をこれ以上虐めないで」「戸澤さんに何の恨みが」「絞首刑」「かわいがり」など悲鳴に埋め尽くされた。
戸澤は完全に失神して腕がだらり。それでも試合後に「追いスリーパー」と最後の最後までしつこい王者。見かねた相棒のオーティスが割ってはいるが、一度逃げてから背後からオーティスにもスリーパー。次期挑戦者のジェイが救出に駆けつけ場は収まったが、グンターの何とも無慈悲かつ支配的な強さを印象付ける展開となった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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