アムロが活躍した1年戦争終盤では、多くのザクが戦場に散っていった。しかし、コクピットをビームサーベルで貫かれ、爆発もしなかったザクとなればそう多くはない。展示されていたザクは、左腕の肘から先が損失していたため、アムロが倒した機体である確証はないものの、胸部にぽっかりと空いた穴は、アムロと交戦したザクがビームサーベルで貫かれた位置と一致している。
バナージがこの機体を眺めていたとき、胸の穴が大きくクローズアップされていた。これはファンに気づいてもらうための演出だったのかもしれない。あくまでロマンの範疇ではあるが、もし展示されていたザクIIがアムロに倒されたあのときの機体だったとしたら……なんとも粋な演出ではないだろうか。
アニメ「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」は2016年4月から9月にかけて放送されたサンライズ制作のロボットアニメでOVA「機動戦士ガンダムUC」を再構築した作品。富野由悠季氏・矢立肇氏が原案で、作家・福井晴敏氏による同名小説を映像化した。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後となる宇宙世紀0096年が舞台。
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