【UEFAチャンピオンズリーグ】バイエルン3-0レヴァークーゼン(日本時間3月6日/アリアンツ・アレーナ)
アリアンツ・アレーナが騒然とした瞬間だった。バイエルンのFWハリー・ケインがレヴァークーゼンのMFグラニト・ジャカに強烈なタックルをお見舞いされて転倒すると、ケインが報復的にジャカの足を引っかけ、2人を中心に両軍の選手たちがヒートアップする事態に発展した。
問題のシーンは、ドイツのブンデスリーガで首位に立つバイエルンが、同国のレヴァークーゼンをホームに迎えたUEFA CLラウンド16・1stレグの37分に発生した。
事の始まりは36分、レヴァークーゼンのMFフロリアン・ビルツが敵陣でドリブルを仕掛けた際に、味方FWアミン・アドリと衝突し倒れたところからだ。
すぐに起き上がれずにいたビルツを横に、バイエルンが反撃を開始。パスを小気味よく繋ぎながら相手陣地へと攻め込む。対してレヴァークーゼンの選手たちは、うずくまったままのビルツを指さし、プレーを一度止めるように要求する。しかしボールを外に出そうとしないホームチームは、そのままパスを回していると、ケインがペナルティエリア付近で持った際にジャカが強めに身体をぶつけられる。ケインはそのままジャカに足を引っかけ、報復行為を行うとここでマイケル・オリバー主審から笛が吹かれ、ゲームは一時中断。
ケインの元へ、レヴァークーゼンのDFノルディ・ムキエレとDFヨナタン・ターらがケインの元へ詰め寄ってくると、起き上がったジャカも参戦。バイエルンサイドからはMFコンラート・ライマー、DFアルフォンソ・デービス、FWキングスレイ・コマンらが仲裁に駆けつけたが、各所で小競り合いへと発展し、一触即発という空気に。その後、特に熱くなりすぎたのか。ライマーとムキエレにそれぞれイエローカードが提示された。
このピリついた一幕にファンがSNS上で反応。「ヤバいな」「乱闘だ!」「ケイン怖っ!」「あんま乱闘やめてよ」「ジャカおじさん、これはブチギレですわ」「乱闘したいがためにくるジャカほんま草」といったコメントが見られた。
この一戦の解説を務めた戸田和幸氏は「選手が倒れているからボールを出さなければいけないルールは実はない。審判が止めていた訳でもないですし、そうなるとプレーしてしまう場合もありますよね」と冷静に騒動に発展した要因を述べていた。
なお試合は、最終スコア3-0でバイエルンがレヴァークーゼンに完勝。大きなリードを手にし、日本時間12日にアウェイで行われる2ndレグへと臨む。(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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