新日本プロレス公式サイトは「本日、開催予定でした3月7日 (金) 東京・後楽園ホール大会ですが、設営中にリングの鉄柱が折れ、リングの設営が不可能となったため、やむをえず大会を開催中止とさせて頂きます。ご来場頂きました皆様、試合を楽しみにしてくださっていた皆様には、深くお詫び申し上げます。」と発表。チケット払い戻しに応じながらも、集まった観客には急遽、棚橋弘至社長を中心に選手たちによる撮影会とトークショーに変更された。
後楽園ホールのリングに登場した棚橋社長は「こちらのコーナーポストが試合前のウォーミングアップ中に折れるというアクシデントが発生しました。事情を説明すると、明日も後楽園で、明後日が尼崎なんですね。尼崎の方にスペアのリングというか、もう一つのリングが向かっておりまして、そういった事情がありましてリングの交換が間に合いませんでした。大変申し訳ございません」と事情を説明し深々と頭を下げると「僕もプロレス生活25年、新日本の歴史のなかでもはじめての事態…それが僕が社長のときに起きるという」とボヤきモードだったが、観客から温かい拍手と爆笑が起こった。
試合が出来ないことに終始恐縮しっぱなしの棚橋社長だったが「せっかくご来場頂いたので普段とは違う形で考えました」とユニットごとの写真撮影時間を設けることを約束。
「トーチャーはこないですけど」と棚橋社長の言うことを一切聞かない「HOUSE OF TORTURE」を除く選手たちとの条件は付いたものの、ロープなしのリングに次々と新日本のユニットを超えた面々が登場し写真撮影に応じた。
この模様はABEMAでも中継され、ファンからは異例のファンサ大会に「これ逆にラッキーだろ」「レアじゃないの」「お客さんわりとギッシリだね」と”レア過ぎる無試合大会”ポジティブな反応が相次いだ。

