■フォルムにウットリ!クワガタ博士が語る魅力

後藤寛貴氏
拡大する

 約20年、クワガタの研究をしている後藤氏は、その魅力について、「やっぱりフォルムだ。特に“大顎”がガッとあって、全体的な形がカッコいい」と語る。クワガタのパワフルなハサミは、ツノと誤解されがちだが、実は大顎という口の一部だという。

 大顎について、「元々は食べるための器官だった。どんなムシも大顎を持っていて、物を食べるために使う」といい、クワガタは「多分、数千万年前からいて、大顎を発達させない、普通のコガネムシ型のムシだった」と推測する。

 そこから、大きな大顎を持ったのは、「やっぱり戦う」からだという。「メスを獲得するため、オス同士で戦う」。

■“推しクワガタ”ベスト3
この記事の写真をみる(5枚)