間違いなく頭はいいはずの月が、煽られてトサカに来るあまり致命的なミスを犯すのおもしろすぎる。ICPO全世界同時特別生中継で、リンド・L・テイラーが夜神月(CV:宮野真守)を「悪だ!」と煽ったとき、天才・月が煽り耐性がなさすぎるあまり、勢いよくテレビに映る人物の名前を書き殴ってしまった。それがまさかL(CV:山口勝平)の罠だったとは……。
【映像】リンド・L・テイラーの名前を書く月(15分30秒ごろ〜)
アニメ「DEATH NOTE -デスノート-」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2003年12月から2006年5月まで連載された大場つぐみ、小畑健作画の同名漫画が原作。コミックスの累計発行部数は2100万部を超える。「そのノートに名前を書かれた者は死ぬ」という恐ろしいルールが記された、死神が落としたノートを偶然拾った主人公・夜神月は、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していくうち、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。正義の裁きを執行して“新世界の神”にならんとする月=キラと、大量殺戮者としてキラの正体を追う天才探偵Lとの間で繰り広げられる頭脳戦、心理戦が描かれる。国内のみならず海外でも実写映画化やドラマ化されている。
デスノートの効果が本物だと理解した月は、“世の中を悪のない理想の世界に変える”という信念のもと、次々とノートに悪人の名前を書き続けた。世界中で犯罪者が急死するという異常事態に、国際刑事警察機構(ICPO)は各国の代表を集めて緊急会議を開く。
これは殺人なのか、それとも偶然なのか——。答えの見えないこの事態にICPOが頼ったのは、世界の迷宮入り事件を数多く解決してきた影の頭脳、Lだった。関心がない事件には動かないことで有名なLだったが、この事件はさすがに興味を示し、「絶対に許してはならない凶悪な殺人事件です」と断言。すでに犯人は日本にいるとまで推測していた。
一方の月は、デスノートの存在を絶対に知られないよう、自室の机の引き出しを二重底に改造していた。日記帳を上に置いた中底には電流が流れる仕掛けが施されており、絶縁体のボールペンの芯を間に挟まずに無理に開けようとすれば、ガソリンが漏れて発火し、デスノートが燃える構造になっている。いくら優秀とはいえ、こんなものを簡単に作ってしまうとは、高校生にしては恐ろしすぎる発想である。
リンド・L・テイラーの名前を書いた月、しかし- 日本語
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