「じっちゃんの名にかけて！」から早30年。堂本剛が、かつて主演した大ヒット連続ドラマ『金田一少年の事件簿』と同じ原作者のABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』に、楽曲「super special love」を提供した。今回の機縁を「まさに御縁」としみじみする堂本が、初代『金田一少年の事件簿』への意外な本音を明かす。
【映像】主題歌は.ENDRECHERI./堂本剛！成宮寛貴8年ぶりの俳優復帰作『死ぬほど愛して』
『金田一少年の事件簿』当時の記憶がほとんどない！？再放送を見て「犯人誰やねん」
──今から30年前、主演された連続ドラマ『金田一少年の事件簿』が流行りましたね！リアルタイム世代は当時意味もなく「じっちゃんの名にかけて！」と言っていました。
ハハハ！意味もなく言う!? （笑）でも当事者の僕からすると…わかりません。
──わからない、というのは…？
当時の記憶がほとんどない、という意味です。というのもあのドラマは当時としては表現を突き詰めた画期的な作品で、カット割りも含めて連続ドラマとは思えないくらいの量がありましたから。僕らとしてはとにかく日々の撮影をこなすことに必死で、放送の反響を感じる余裕すらないくらいの目まぐるしい毎日でした。
──そうなると、このように『金田一少年の事件簿』の話を振られるのは意外ですか？
そうです。聞かれるたびに僕の方が「そんなに影響を与えたんや…」とビックリしています（笑）。でも何かにつけて『金田一少年の事件簿』の話になるし、今一緒に音楽を作っているミュージシャンの方々からも「映画版を初デートで観た」などというエピソードを貰ったりしています。取材の場で聞かれることも多いので『金田一少年の事件簿』は僕の人生のちょっとした時間に必ずついてくるドラマだと感じています。
──ビックリという堂本さんの反応が意外過ぎて、こちらもビックリです。
数年前に『金田一少年の事件簿』シリーズの振り返り放送がやっていたので、それを見てみたら「犯人誰やねん」と初めて見るような感覚で楽しめました（笑）。思い出すかな？と思ったけれど、ロケ地を見ても「こんなところに行ったんだ」と新鮮でした。一緒に見ていた家族が犯人を推理していたので、普通だったら「いやいや、実は…」とネタバレが出来るけれど、僕自身に記憶がないので「え？誰が犯人？マジでわからん？展開おもろ！」と自分が主演したのに視聴者と同じ立場で楽しんでいました。家族が「あんたホンマにわからんの？」と驚いているのをよそに、画面の僕が「真犯人はあんただ！」と言うのと同時に「ええ？犯人お前だったの…」となっている自分がいました（笑）。
主題歌『super special love』に手応え「人を愛する上で感じる不安や切なさが匂い立つよう」
