【UEFAチャンピオンズリーグ】レヴァークーゼン 0-2 バイエルン(日本時間3月12日/バイ・アレーナ)
日本代表DFがハイレベルなプレーを披露した。バイエルンに所属する伊藤洋輝が左サイドからロングフィードを送り届け、解説者がファンも感嘆していた。
バイエルンは日本時間3月12日、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・2ndレグでレヴァークーゼンと対戦。2-0で勝利し、2試合合計5-0で大会ベスト8進出を果たした。
ベンチスタートだった伊藤は、69分から左SBで途中出場。80分にはチームの攻撃を加速させた。自陣左サイドでパスを受けた日本代表DFは、顔を上げてピッチを見渡すと、細かいステップから左足を振り抜いて一気に右サイドへと展開した。
ボールは美しい放物線を描きながら約50m先へ到達。FWセルジュ・ニャブリを狙ったボールは一度、レヴァークーゼンのDFピエロ・インカピエにカットされたものの、こぼれを拾ったニャブリが攻撃を開始した。
ニャブリはDFヨシプ・スタニシッチとのワンツーからボックス内にパスを送り届けると、MFジャマル・ムシアラが強烈なフィニッシュ。このシュートはクロスバーに嫌われたものの、伊藤の正確なサイドチェンジをきっかけにバイエルンがゴールに迫った。
伊藤のキックに際しては解説の戸田和幸氏も「お〜、よく見ていました」と感嘆。ファンもSNSで「堂々たるプレーだなぁ」「ナイス伊藤洋輝!」「さすがのパス」「パスよかった」などと称賛していた。
チームは、伊藤の投入直後の71分に追加点を挙げると、そのまま2-0で完封勝利。日本代表DFはプレータイムこそ20分ほどだったものの、チームをCLベスト8へと導く結果に貢献したことでファンも「伊藤は安定感あったなぁ」「このレベルの選手の中で常にバランス取れるのは本当にすごい」など、改めてクオリティーの高さに言及していた。
なお、同日にはMF遠藤航が所属するリヴァプールがパリSGに、FW上田綺世が所属するフェイエノールトがインテルに屈して大会敗退。アーセナルのDF冨安健洋は怪我で今期絶望と見られているだけに、CLの舞台に残る日本人選手は事実上で伊藤だけになった。
バイエルンに加入した昨夏に大怪我を追い、2月上旬に復帰した伊藤は、徐々にコンディションを上げている印象。3月13日にはワールドカップ予選を戦う日本代表のメンバーが発表される予定で、待望の復帰も期待される。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見