■古舘伊知郎「律儀です。途中でも、2分できちんとやめました」
古舘伊知郎(ファシリテーター):律儀です。途中でも、2分できちんとやめました。
森本浩太(三井ホーム株式会社 人事部 人材開発グループ):建築の勉強をされてきたということなので、質問したいです。建築学部でありながら、訪問販売のアルバイトに勤しんできたというのは、何か関連性がありますか?
石川:お恥ずかしながら、建築学科に入ったものの、他人との熱量の差であったり、“自分はこのままでいいのか?”と考えるような機会がありまして。その中で、突破の挑戦をしてみたいと思い、訪問販売営業に飛び込んでみて、新しい自分の可能性を導きたいと思い挑戦しました。
森本:モチベーションがどこにあって、そんなに頑張ってこられたんですか?
石川:本日は時間が少なくてお話しできなかったんですけども。私は5人チームのリーダーとして、全国で110チーム中トップ10を達成した経歴もあるんです。このチームのみんなの支えというものが、非常にモチベーションになっていました。また性格上、自分が一番できない環境に飛び込むというのが好きなんです。そこで努力して成果を出していく、その過程に喜びを感じます。
小南秀光(株式会社プロディライト 代表取締役社長):メンバーをまとめる時に苦戦されたことはあるんでしょうか?
石川:一番大変だったのは、メンバーの稼働率の悪さでした。モチベーションにばらつきがあり、そこを一人ひとりと話し合い。1人は男性、1人は女性だったんですけども、男性のほうはお金を稼ぎたい欲が強かったので、実際に自分が稼いでる姿を見せて、ご飯に連れて行ったり、サウナに行ったりして、一緒に楽しんでいく。女性の方は承認欲求が低かったので、小さなことから褒めるということを意識して取り組みました。
山本純也(株式会社ワコール 人事総務本部 BA人財戦略部 BA人財・組織開発二課 課長):プレゼンテーションの時間切れはあったんですけど、すごく熱意が伝わってきたと思います。私だったら、5000回ピンポンして給料ゼロだったら、100回行く前に心折れると思うんですけれども。石川さんにとって、お客様視点とはどういうことになりますか?
石川:こっちが売り込むのではなく、お客様の課題解決を目標にしてちゃんとヒアリングする。聞く力を重視して、目を合わせて話したり、うなずいたり、人の話を最後まで聞くというのも大事です。そういったところを意識しながら、傾聴力は足りない部分があるので、そこを強めていきながらお客様視点で課題を解決していきたいなと思っています。
山本:私たちも今、お客様の視点に立ち返って頑張ろうとしているところなので、今の言葉響きました。
■「まだまだ伸びしろが大きい」
