■企業から「成し遂げたことは、チームのマネジメントか、チームの知名度上げか」

菊池誠晃(株式会社デジタルプラス 代表取締役社長):マネージャーが減ってすごく大変だったと思うんですけど、“ピンチはチャンス”と言うように、すばらしい経験だなと。企業でいうと、いわゆる1人当たりの生産性を上げる。当社は超精鋭部隊で、この生産性に対する考え方に非常に興味があるんですけども、パフォーマンスを出すために最も意識したことは何でしょうか?

石井:マネージャーが少なかった分、私が上に立って部活をまとめる立場でした。一人ひとりがちゃんと仕事できるか、逐一連絡やコミュニケーションを取って、仕事を管理することで、パフォーマンスを上げられたと思っております。

藤原結衣(ロート製薬株式会社 人事総務部人事2グループ 兼 広報・CSV推進部広報グループ):石井さんが企業に就職した時、やってみたい仕事ってどんなことですか?

石井:マネージャーの経験を経て、人と関わって信頼関係を築くことの大切さをすごく学んだので。特定の職種はまだ決まってないんですけど、なるべく人と関わって、コミュニケーションをとって信頼関係を築いていくことが重要な仕事がしたいと感じております。

【写真・画像】“バスケ部マネージャー”就活生 超一流企業が高評価「チームの価値を上げてくれる」 2枚目
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古舘伊知郎(ファシリテーター):難しいですね。人間って人と関わって生きていきたいと思うじゃないですか。それでいて、悩みって全てが人間関係ですよね。

藤原:どんなに良い会社だとしても、自分と価値観が違う人は絶対どこかにいるので。そうした人といかにチームを作って、新しい価値を生んでいくかっていうのは、私たちも日々考えながら仕事をしています。

高橋且泰(日本航空株式会社 業務企画職):バスケットボールチームの中で石井さんが成し遂げたのは、チームをマネジメントすることだったのか、あるいはSNSを使ってチームの知名度を上げることだったのか。

石井:大きいのはチームをまとめたことだと思っています。私がInstagramの投稿作りに力を入れた理由は、選手がそれを見て「もっと頑張ろう」って思える原動力にもなってほしかったから。どちらかといえば、チームをまとめたことのほうが注力したと思っています。

河崎真也(株式会社JTB 人事チーム グループリーダー(求人担当)):なぜバスケットボールだったのかをお聞きしたいです。

石井:理由は単純で、幼稚園生の頃に見たのがバスケ選手の映画だったので。それ以来すごく憧れを持っていたので、バスケ部のマネージャーにしました。

河崎:やはり興味関心みたいなところは仕事をする上で大事なポイントになると思いますので、その点も聞けてうれしかったです。

■「どんなチームにいても価値を上げてくださる方なのかなと」
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