【ブンデスリーガ】マインツ 2-2 フライブルク(日本時間3月15日/メーヴァ・アレーナ)
フライブルクに所属する日本代表のMF堂安律が、圧巻のプレーから今季5つ目のアシストをマークした。完璧なラインブレイクから後方からのボールをビタ止めトラップし、最後は鋭い縦突破からのクロスで同点ゴールを演出。ファンも歓喜した。
ブンデスリーガ第26節で堂安が所属するフライブルクは、MF佐野海舟が所属するマインツと激突。日本人対決として注目を集め、さらにはマインツが3月16日にクラブ創立120周年を迎えるため、試合前から盛大な盛り上がりを見せていた。
そんな中で堂安が決定的な仕事をしたのが、フライブルクが1ー2と追いかける79分だった。自陣でDFフィリップ・ラインハートがパスの出しどころを探しているタイミングで、敵陣の堂安が中央から左サイドに向かってラインブレイクを仕掛ける。
ラインハートからのロングボールを左足でピタリと止めた堂安は、ボックス左でボールをキープ。対峙したDFモリッツ・イェンツと駆け引きをしながら、縦に急発進して相手を置き去りに。最後は滑り込みながらも左足でゴール前にグラウンダーのクロスを入れると、逆サイドからDFルーカス・キュブラーが飛び込み、フライブルクが同点に追いついた。ゴールネットが揺れた瞬間、堂安からは渾身のガッツポーズが飛び出した。
解説を務めた安田理大氏は「キュプラーもよく詰めていましたが、あの裏への抜け出しとボールコントロール。そこからの1対1。タイミングをずらしてかわしたのも上手かったですね。完全に抜き去りました」とコメント。堂安が見せた一連のプレーを大絶賛している。実際に堂安自身も試合後、ABEMA独占インタビューで「良いボールが来ました。相手のセンターバックが大きくて、狭いスペースのドリブル(への対応)が苦手だと分かっていた。いい仕掛けができた」と語るように、狙い通りのプレーだった。
またABEMAのコメント欄では、「堂安うんまっ」「えぐすぎやろ」「まずトラップがうまいな」「すげーいいコントロールから勝負したところだな」「堂安律選手、裏抜け上手いよねー」「あのビタ止めトラップ痺れるわ」「ゴールまでの流れが完璧」「あそこで積極的に仕掛けられるのは大きい」「すげー気持ち入ってたなー」など、堂安を称えるコメントで溢れた。
これで堂安は今季8ゴール・5アシストに数字を伸ばすことに成功。チームの勝点1獲得に貢献している。一方、マインツの佐野も同じくフル出場。43分に退場者を出す苦しい試合展開だったが、精力的にピッチを走り回ってボールハントを繰り返すなど持ち味を発揮した。
(ABEMA/ブンデスリーガ)