フジテレビは幹部“刷新”で生まれ変わる？「取締役会が機能していないのが根本原因」「そこが問題視されないなら変わらない」山田進太郎D&I財団 COOが指摘

　フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスは、3月27日に開いた取締役会で大幅な経営刷新を決めた。フジテレビは、22人いた取締役を10人とし、フジHDは17人の取締役を11人に減らすという。
　また、取締役の女性比率は3割以上とし、平均年齢はフジテレビがこれまでの67.3歳から59.5歳となり、親会社は71.2歳から約10歳若返り、61.6歳になるという。
　取締役を減らし、“若返り”を図るフジテレビと親会社について、山田進太郎D&I財団COO・石倉秀明氏は「株主総会で承認されるかどうかわからずまだなんとも言えないが、始まりの1歩目にすぎないと思う」とした上でフジテレビの問題点を2つ指摘する。