1ラウンド序盤、志水はジャブとミドルキックで距離を測る展開。2分経過までは志水が終始プレッシャーをかけ、飛び膝を当てるなど優位に試合を進める。ABEMAの解説・一馬も「羅粋は貰って終わりすぎている」と指摘していたが、その中で下がりながらも冷静に距離を取っていた羅粋が、ラウンド後半の残り30秒に持ち前のスピードと鋭いカウンターを武器に反撃に出る。
志水が一気にプレッシャーをかけてコーナーまで追い込むと、激しい打ち合いの中で羅粋が放った左フックが志水の顔面を捉え、志水は前のめりに“土下座ポーズ”でぐにゃりと崩れ落ちる衝撃的なダウン。実況の小出アキラ・アナウンサーも「一発だ!」と絶叫し、解説の一馬も「一発だ、すげえ」と、ひと振りでの逆転劇に驚いた様子。ネットからも「相当強くなるぞ」「しっかり見てる」「撃ち合い強すぎ」「いい選手だな」と絶賛コメントが相次いだ。
一馬は「左、狙ってましたね。ドンピシャでした」と興奮気味にコメント。ゲスト解説を務めたRISEバンタム級王者・大﨑孔稀も「ハンドスピードが速い。同じタイミングの攻防だったのに……(羅粋は)強いですね」と太鼓判。
一方、敗れた志水についても大﨑は「中盤までプレッシャーをかけていい流れだった」と健闘を称えたが、志水は失神状態で立ち上がれず、担架で運ばれるほどのダメージ。プロデビュー戦同士の一戦は、対照的な結末となった。
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