
高齢者を狙った詐欺をどう見破ったのでしょうか。だまされそうになった80代女性を3時間かけて説得しました。
■“3時間かけ説得”男性を表彰

コンビニにやってきた80代の女性。10万円分の電子マネーカードを買おうとします。
オーナーの松本さん、高額の買い物をする女性に話しかけますが…。
80代女性
「名前や住所を他人に漏らしてはいけないと言われている」
女性は応じません。

セブン-イレブン岡垣野間店オーナー 松本徹さん(36)
「『名前は言っても大丈夫でしょ?』(80代女性)『ダメなのと』」
そんな中、女性が“だまされそう”だと、松本さんが確信した“きっかけ”は…。
松本さん
「『(電子マネーカードの)番号を誰かに教えたりしますか?』と聞いたら(80代女性が)『誰かに教える』。それは詐欺だなと」
松本さんが女性を説得するのにかかった時間は…。

松本さん
「3時間ぐらいずっと」
80代の女性は、SNSで鑑定士を名乗る人物からニセのもうけ話を持ちかけられていたということです。
松本さんは詐欺を防いで警察から表彰されました。
■“ロマンス詐欺”どう見破った?女性を表彰

こちらの女性は、高齢者を狙った“別の詐欺”を防ぎました。
その詐欺は、70代の男性がSNSで知り合った女性から…。

SNSで知り合った女性
「直接会ってデートするにはお金がいる」
指定された口座に振り込むため銀行へ。しかし、ATMの操作方法が分からず、行員の野上さんに…。

70代男性
「カード会社に送金したい」
そこで画面を見た野上さん。

福岡銀行筑後支店 野上瑠花さん(25)
「あやしい」
「カード会社への振り込みに対して、口座の名義が外国人の名義になっていたので」
見事、このロマンス詐欺を防ぐことができました。
野上さん
「客の話を親身に聞いて、詐欺の防止にも努めていきたい」
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