先日、防衛省に新たな組織が発足した。それが、陸海空の自衛隊を一元的に指揮する統合作戦司令部。これまで部隊を実質的に指揮してきたのは統合幕僚長だが、防衛大臣の補佐としての仕事もあり、負担が集中していた。そこで今回、統合幕僚長に代わり、統合作戦司令部が、陸海空、宇宙、サイバーなどの部隊を一元的に指揮することになった。これにより、統合幕僚長の負担が軽減され、大臣の補佐に専念できる他、緊急時の対応も円滑になるとのこと。
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中谷防衛大臣は「自衛隊の運用について、各部隊を一元的に指揮をし、あらゆる自体に対して24時間365日、柔軟かつ迅速に対応できる体制を構築をしていただきたいと思う」と述べた。(防衛省・24日)
ただ、統合作戦司令部は部隊の指揮の他、アメリカ軍と作戦に関する連携を行うとしており、野党からは米軍と自衛隊の一体化が強まるのではとの指摘が浮上。ネットでは「日米一体化が加速する。本当に大丈夫?」「まさに戦争に近づくことに他ならない」「アメリカの争いに日本も巻き込まれるぞ」との声があがっている。統合作戦司令部の設置、米軍との連携がもたらすのは国の安全か、戦争のリスクか、『ABEMA Prime』で考えた。
■新設された統合作戦司令部とは?
