■新設された統合作戦司令部とは?
24日、防衛省内に240人態勢で発足された統合作戦司令部は、「平素から有事に至るまでシームレスに事態に的確に対応すること」「昨年、日米で合意された指揮統制の一環」を目的としている。
元統合幕僚長の河野克俊氏は、発足の経緯について、「東日本大震災を例に挙げると、10万人の統合部隊を編成した。そのとき、東北地方を管轄する陸上自衛隊のトップの人を指揮官とした。しかしこの人は常日頃から統合オペレーションをやっていない。また、部下のほとんどは陸上自衛官だ。統合オペレーションをするためには海や空のスタッフを入れないといけなく、その人選もしなくてはいけない。結果として3月11日に発災し、統合任務部隊が立ち上がったのが3日後の3月14日だ。常設ではないのでできなかった」と説明。
新設された統合作戦司令官では、南雲憲一郎空将が就任することとなり、「この方が部隊の指揮をする。なおかつ比較的政治の近くにいる人なので、統合幕僚長と連携をして、統合幕僚長は軍事的補佐に徹する。下った命令は、この統合作戦司令官が実施をすることで非常に即応性と効率が高くなり、効果も戦力としてアップをする」とメリットを話した。
■米軍指揮下に懸念の声■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見