イヨがトップロープに登り、華麗なクロスボディを仕掛けたその瞬間。リアは一歩も引かず、飛んできたイヨに対してタイミングを見計らった強烈なヘッドバットを放つ。ABEMAのWWE解説・堀江ガンツも「クロスボディを頭突きで迎撃…!?とんでもない」と絶句。イヨの身体は空中で止められ、そのままマットに叩きつけられる形で「あ~!」と声をあげて悶絶ダウン。会場は一瞬静まり返った後、爆発的な歓声に包まれた。
この前代未聞の一撃に実況の清野茂樹アナウンサーも「普通はできません」とあ然。堀江氏が「普通は自分の首がやられますよね…」と応じれば、「リア・リプリー、この人肩が脱臼したら自分で打ち付けて治す人ですから…とにかく普通じゃありません」と呆れた様子で語った。この言葉に呼応するように「首の強さが規格外」「リアすごすぎ」「頭突きって…首大丈夫かよ」「サッカーのセンターバックか?」「何その迎撃技、怖っ」など、驚愕と興奮の声が殺到した。
試合はその後、さらに波乱含みの展開に。イヨがミサイルキックを放った際、誤ってビアンカに命中。ビアンカは場外へ吹き飛ばされると、その間にリアがイヨをリップタイドで沈めるも、レフェリーがいないためカウントはなし。リングサイドの観客が勝手に「1、2、3…」と数え始めるなどロンドンの会場は妙な一体感に包まれた。
最終的にレフェリー・ビアンカが収集のつかない試合を「両者失格」と裁定し、イヨが王座を防衛する形で終了。しかし試合後、リアは怒りを爆発させ、ビアンカに雪崩式リップタイドを叩き込み、さらにイヨも追撃。リング上を完全制圧するかのような迫力を見せつけた。(ABEMA/WWE『RAW』)
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