松坂大輔さんがマイナーリーグで奮闘する2人の日本人選手を取材しました。
【画像】ナショナルズ傘下3Aの小笠原慎之介とフィリーズ傘下3Aの青柳晃洋 松坂大輔取材
■メジャー昇格へ…本場で味わう挑戦の日々
連日、アメリカで取材を行っている松坂さん。4日は、なんと始球式。実は、この試合はメジャーリーグではなくマイナーリーグです。
そこには、アメリカ挑戦1年目の青柳晃洋投手(31)と小笠原慎之介投手(27)の姿がありました。松坂さんが直撃しました。
■小笠原慎之介 マイナー初登板で好投・初勝利
まず話を聞いたのは、ナショナルズ傘下3Aに所属する小笠原投手です。
今年、中日からナショナルズに移籍するも、オープン戦で結果を残せずマイナー降格。マイナー初登板では、6回6奪三振1失点の好投を見せ、初勝利をあげました。
小笠原投手
「メジャーキャンプで真っすぐを投げた時の打たれ方に比べたら、力で押せる感じもあったので、手応えはあります」
松坂さん
「自分が思った以上に難しかった部分は?」
小笠原投手
「ストライクゾーンが違うのが一番。低めの真っすぐより高めのほうが空振りを取れているので、新しい野球をやらせてもらって楽しいです」
メジャーリーグとマイナーリーグ。その規模は大きく異なります。
メジャーを目指すのは、およそ8000人のマイナーリーガーたち。最低年俸でも1億円以上するメジャーに対し、3Aは520万円ほどしか保障されていません。
シーズン中の移動もとても厳しい環境です。
小笠原投手
「これからスクラントンに行くんですけど。3時間ぐらいのバス移動になる」
松坂投手
「僕がマイナーにいた時は、バス移動で多分8時間とか」
小笠原投手
「慣れたくはないですけど、順応しなきゃいけない」
■青柳晃洋 阪神では先発も「まず中継ぎで」
一方、フィリーズとマイナー契約した青柳投手もまた、メジャー昇格を目指しています。
阪神では先発として、2年連続最多勝をあげた青柳投手。しかし…。
青柳投手
「『中継ぎで考えている。そのためにマイナーで中継ぎを続けてほしい』と言われているんで」
2日の試合では、3番手で登板。1回を投げ、2つの三振を奪う無失点リリーフを見せました。
松坂さん
「やっぱり先発やりたいですか?」
青柳投手
「もちろんできればやりたいですけど、まずは必要とされなきゃいけない。まずはメジャーの舞台に上がるために、自分が与えられたポジションでやるしかない」
(「報道ステーション」2025年4月4日放送分より)