試合前から不穏だったこの一戦。先にリングに上がったB-ファブが対戦相手のナオミを待ち構えるも、バックステージから花道に姿を現したナオミが突如、過去に因縁のあるジェイド・カーギルに背後から襲撃されるただならぬ展開。昨年11月、ジェイドはナオミに駐車場で襲撃された恨みを晴らすべく、馬乗り状態でナオミに襲い掛かった。
スタッフに救出されるようにリング上に上がったナオミはリング下のジェイドを睨みつけるが、今度はゴングと共に背後でスタンバイしていたB-ファブが襲い掛かり、ナオミのアフロな髪を両手でグイっと鷲づかみにすると、背後に荒々しく引き倒した。
「お前の相手は私だ。私に集中しな」
そんな感じで自らの胸を叩いて存在をアピールしたB-ファブは起き上がったナオミにクローズラインを叩き込むと、対角線のコーナー、さらにロープに振って長い脚を生かした蹴り技で攻勢をかける。
その後もリング中央で攻撃を仕掛け、流れをつかみかけたB-ファブだったが…コーナーに追い詰めたナオミに仕掛けた回し蹴りが不発に終わると、今度はその長い脚が災いする。トップコーナーに右脚が引っかかると、左脚まで引っ掛けられて逆さ吊りに。両手を掴まれたB-ファブは、そのままコーナーに蹴りつけられ、崩れ落ちた。
直後、衝撃の結末が…。ナオミに自慢の赤髪のロングヘアを掴まれ、リング中央に連れ戻されると、片膝をついた状態から両腕をロックされて変形のコードブレイカー。ナオミの両膝が見事顔面に突き刺さると、受け身を取ることを封じられていたB-ファブは大の字で半失神。目を開けることができないB-ファブを相手にナオミが難なく3カウントを奪って見せると、実況が「ここでぇえええええ!!!」と絶叫。解説も「うぉおおおおおおお!!!」とただ絶叫した。
さらに実況が「鋭い一撃! 完全に意識が飛びましたかB-ファブ…」と続けるとファンからも「受け身取れない」「やばくね」「なんやそれ」「ええ?」と驚きの声が相次いで寄せられた。(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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