いまも帰れない故郷…続く強制疎開 豊かな島が一変 激戦地“硫黄島” 2025/04/08 02:17 拡大する 東京から南へ1250キロ。島の端にある摺鉢山以外は、平らな土地の広がる小さな火山島・硫黄島。【画像】いまも帰れない故郷…続く強制疎開 豊かな島が一変 激戦地“硫黄島”絶海の孤島に最初の開拓者が入ったのは、1889年のこと。硫黄の採掘が主な目的でした。やがて島には1000人を超える人が住むようになります。島民だった1人、渡部敦子さん(95)。強制疎開を経て、いまは栃木県で暮らしています。 渡部敦子さん「本当に硫黄島というのは、将来は、日本のハワイになるぐらいにいいところだったんですよね。一年中、あたたかくて、果物はなんでもあって。魚は買わなくても、釣りに行っては、マグロやサワラや底物が届く。みんな、それぞれに、豊かに暮らしていたところです」 続きを読む 関連記事