毎週のように顔を合わせるたびに乱闘を繰り返す3人の問題児に業を煮やした「RAW」GMアダム・ピアースは、ついに三つ巴戦を発表。「イヨvsビアンカ」のシングル戦として予定されていたタイトルマッチに、数週間にわたって文句を言い続けていたリアが土壇場で滑り込み、まさに“ゴネ得”でレッスルマニア出場権を奪い取った形となった。
出場が決まったリアは一応は静かに調印に応じるものの、やはり挑発は止まらない。書類をビアンカに投げつけるなど、火種はあっという間に再燃。例によってバチバチのムードが漂う中、イヨが割って入り、「また、また、また…」と日本語で制止を試みるが、リアに左手で顔をグイっと弾かれ、除け者となる“いつもの流れ”に。
“塩対応”が当たり前の空気に、ABEMAのWWE解説の井上光氏も「無視されるイヨも可愛いんですよね…」とお約束の展開にコメント。もはや「タイムリープかよ…」とツッコみたくなる展開に、ファンからは「またか」「新喜劇かよ」といった反応が相次いだ。しかし、この日のイヨは一味違った。
「もうやってられない」とばかりにマイクをマットに叩きつけ、いったんロープをまたいでリングを離れる素振りを見せたイヨ。ところが、次の瞬間、トップロープに飛び乗るとリアとビアンカの背後から“怒りのミサイルキック”を炸裂! まさかの奇襲に、会場は一瞬静まり返った後、大歓声に包まれた。
このところ“空気”にされっぱなしだったイヨが見せた痛快な反撃に、ファンからは「ナイス!」「よくやった!」「やっとやり返した!」と歓喜の声が殺到。一方、リアが見えない角度からの一撃で崩れ落ちたシーンに、「今のはマズいんじゃ…」「リア、大丈夫か?」といった心配の声もちらほら。
ひとしきり怒りを爆発させたイヨは、騒ぎのあとに落ち着いた様子で調印を完了し、リングを颯爽とあとにした。ミサイルキックで2人を黙らせた直後の静かで毅然とした態度に、会場からは「イヨ!」コールが巻き起こり、その存在感を見せつけた。
SNSでも「これぞ私たちの女王!」「スカッとした!」「ずっと待ってたこの瞬間!」と、イヨの怒りの逆襲に喝采を送る声が続出。人気者のビアンカやリアを差し置いて、支持を一身に集める姿は、まさに“現王者”としての風格を感じさせる。
レッスルマニア41でのトリプルスレッド戦を前に、女王イヨ・スカイが見せた怒りのカウンター。その一撃が、リング上の勢力図を大きく変える予兆となるかもしれない。(ABEMA/WWE『RAW』)
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