この日のRAWはミネアポリスのターゲット・センターで開催され、番組中盤には、人気コメディアンでポッドキャスターでもあるバートが登場。WWEリポーターのキャシー・ケリーと笑顔で「私が大好きなコメディアン!」とノリノリでインタビューに応じるシーンが流れた。

 しかし、注目を集めたのはバートとキャシーの軽妙なやり取りだけではない。キャシーは黄色のトップスを着用。胸元が強調された衣装にファンの視線が集中した。「キャシーの衣装、めっちゃセクシー!」「スタイル良すぎて目が離せない!」といったコメントがX上に並び、またバートの大柄な体格と低く響く声に「レスラーみたいだな」「めっちゃいい声」といった反応も。

 ただ、この和やかな雰囲気は突如として一変する。アメリカン・メイドのチャド・ゲイブル、ジュリアス・クリード、ブルータス・クリード、そしてアイビー・ナイルが突然バックステージに現れ、バートに絡み始めたのだ。

 この瞬間、キャシーの表情は一変。ご機嫌&饒舌なチャドの様子とは対照的に笑顔がスッと消え、「また問題が起きた…」とでも言いたげな“冷たい視線”を彼らに送る。いわゆる“歓迎されていない空気”がその場を包み込んだ。

 ともにミネソタ出身ということで、「ミネソタ唯一のスターである俺を観に来たんだろ?」とチャドが自信満々に絡むが、バートは一切動じることなく、「俺、君たちを観に来たんじゃないよ」とバッサリ。会場は再び爆笑に包まれた。

 その後もバートは、アルファ・アカデミーのオーティスと共演し、Tシャツを豪快に破って“腹比べ”を披露。2人で腹を突き出し合うコント風のパフォーマンスに会場は大盛り上がり、キャシーの表情にも再び笑顔が戻った。

 SNS上でもファンの反応は熱く、「バート、チャドに興味ゼロで爆笑!」「ビール飲みに来ただけなのに、ドタバタ劇に巻き込まれて最高」といった声が続出。また、「バート、リングに上がってないのに主役すぎる」「チャド、完全に空気…もっとアピールしないと!」という辛辣な声も…。

 地元という強みで絡んだはずのチャドだったが、人気者の塩対応とリポーターの冷ややかな視線に思わず「バカタレ!」と捨て台詞を吐いて逆ギレ退場――チャドにとっては屈辱的なバックステージとなった。(ABEMA/WWE『RAW』)

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