しかし、平本が右肩を負傷(外傷性肩関節不安定症)する全治6カ月のアクシデントに見舞われたことを受け、欠場が決定。再戦は中止となり、大会名は『THE MATCH 2』から『RIZIN男祭り』に変更となるも、一時は大会の開催すら危ぶまれていた。その後、朝倉が「試合に出ることにしました。東京ドーム、俺が出ないと埋まらないでしょ」と発言したことで、その対戦相手に対して様々な期待と憶測が広がっていた。
一方、対戦相手に決まった鈴木は前RIZINフェザー級王者の実力者。昨年大みそかにクレベル・コイケに惜敗してベルトを失うも「最短でベルトを取り返す」と宣言。先月30日に香川で行われた『RIZIN.50』でカルシャガ・ダウトベックと対戦したが、打撃戦の末に1-2の判定で敗れた。
翌日、鈴木は自身のXで「しばらく休みます。そしてまた必ず強くなって勝つ姿を見せる事を約束します でも今は闘志が消えたからまた火がつくまで自分と向き合う事にします。俺の人生負けたまんま終われるわけねーだろ!体も痛いし鼻血も止まんねーし足も腫れていてーし応援してくれた方に勝つ姿見せれなかったし腹減ったし本当ムカつく! でも俺の心は死んでないから大丈夫 強くなって帰って来ます」などとしばしの休養を宣言。
しかし、今月7日に「気持ち身体もリフレッシュ出来た! 拳も足も打撲でしたが完治! 何もしない退屈な時間はもう飽きた! イナズマ スピリット帰って来たぜ」とXで早々に復活を宣言。ファンの間で朝倉との対戦を期待する声が高まっていた。
まずマイクを握った鈴木は「最短で帰ってきました。鈴木千裕です! 充電期間欲しいと思って、自分なりに落ち込んで色々休憩してたんですけど、治っちゃうんですよね。ビッコ引いても、拳も治っちゃうんで、復帰しました。朝倉さん、ドームでタイマン張りましょう」と呼びかけた。
対する朝倉は「去年、平本に負けて格闘技、一応、引退させてもらったんですけど。どうしても悔しくてね…平本とやるために帰ってきたんですけど、平本が欠場ということで当初の目的を見失った中で、RIZINがピンチということで、他の相手でも皆さんが期待してくれるんであれば出ようと決めまして。鈴木選手が漢気を見せて上がってきてくれたということで。RIZINの歴史が10年ぐらいあると思うんですけど、俺も何回もケガして出たこともあるし。RIZIN愛の強い選手のおかげでRIZINは続いてきてると思います。なので今回は男祭りというよりは『漢気祭り』ということで、鈴木選手と俺がやったら死闘になると思いますし、血だらけになることでしょう。その俺の格闘人生の定めを会場に見に来てください」とファンに呼びかけた。
なお、この会見で追加発表された主な対戦カードは以下の通り。
・朝久泰央 vs. ウザ強ヨシヤ(RIZINキックボクシングルール3分3R 63キロ契約)
・中村大介 vs. 桜庭大世(RIZIN MMAルール 5分3R ライト級71キロ契約)
・高木凌 vs. 秋元強真(RIZIN MMAルール 5分3R フェザー級66キロ契約)
・神龍誠 vs. 伊藤裕樹(RIZIN MMAルール5分3R 59キロ契約)
・萩原京平 vs. 西谷大成(RIZIN MMAルール5分3R フェザー級66キロ契約)
・朝倉未来 vs. 鈴木千裕(RIZIN MMAルール5分3R フェザー級 66キロ契約)




