来週に控える「レッスルマニア41」ではタッグを組み、女子タッグ王座に挑戦することが決まっている両者だが、その前哨戦として行われたこの一戦で、まさかの王座を賭けた対決が実現。互いにリスペクトを感じさせるクリーンな攻防が続いていた中、若き王者ライラの“まさか”の行動が空気を一変させた。
場外に転落したライラに向けて、ベイリーがスーサイドダイブを仕掛ける。しかし、直前でライラがスルリとロープ下をくぐってリング内にエスケープ。目前にいたはずの相手が突如消えたベイリーは、そのまま勢いよくバリケードに頭から激突、大の字に倒れ込んだ。
この予想外すぎる回避行動にファンもざわつく。「よけやがった…」「エグい避け」「いいのか?」「あぶな!」「それよけるの…」「絶対あかんやつ」「ライラさあ…」「避けてんじゃねえよ」「これは痛いわ」など批判と困惑の声が相次いだ。
ABEMAのWWE解説を務める週刊プロレス井上光記者も「ライラ、よく避けましたね…」と冷静ながらやや苦笑気味のコメント。プロレス的には“椅子引き”のような行為に映ったこの回避劇に、ベイリーも明らかにムッとした表情を見せた。
その直後、ライラがロープ際から繰り出したお馴染みの両足キックをベイリーがキャッチ。そこからフロントスープレックス「ベイリー・トゥー・ベリー」でリング下の硬い床に叩きつけ、ベテランらしい“手痛い“お返しを加える。ライラは息も絶え絶えの苦悶の表情を浮かべた。
試合はその後もベイリーのペースで進んだものの、ライラが一瞬の隙を突いた丸め込みで辛くも勝利。王座防衛に成功した。試合後、敗北に納得できないベイリーは一度握手を拒否するが、「大人げないわね…」と気を取り直し、最後には若き王者の健闘を称えてハグ。試合中はバチバチの応酬が続いたが、終わってみればノーサイド。来たる「レッスルマニア41」では、今度はタッグパートナーとしてともにリングに立つ。(ABEMA/WWE『RAW』)
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