アメリカ・トランプ大統領が9日、「相互関税」の上乗せ分について、発動を90日間停止すると発表した。日本にも追加分で24%が上乗せされるところが、一律の10%まで引き下がることになる。一方、アメリカの輸入品に84%の対抗関税を課すと表明した中国に対しては、さらに引き上げて125%で即時発動することも表明。発動からわずか半日にして停止、もしくはさらなる引き上げなど、先行きが不透明だ。「ABEMA Prime」に出演した近畿大学情報学研究所所長の夏野剛氏は「もう好き勝手やった者勝ちだ」「経済学をやっていた人は大ショック」と、トランプ氏によって世界中の経済が大混乱に陥っていると指摘した。
9日に発動したばかりの相互関税では、日本に対し24%、EUには20%など上乗せをしたが、トランプ氏は報復をしなかった国々に対して、90日間の猶予を与えるとして、停止を判断したという。ただし、対抗してきた中国には125%まで大幅に引き上げた。2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は「アメリカは、どう動くかわからない国で信用できないということを、世界中にばらまいている。もうアメリカ以外で、TPPなど関税が普通なところで貿易をして、国際協調していく流れになるのでは」と指摘。さらに「世界にとってはいいことだと思っている。いろいろな国がグローバリゼーションはよくないと言い始めている。グローバリゼーションをやめたら、経済をわかっている人は『絶対に損をする』と言うが、実際に目にしないとわからない」と、各国との関わりを弱める動きが招く悪影響を一般的にも可視化する機会だと捉えた。
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