リングサイドで高みの見物を決め込む王者組の首を狙ってまずリングに上がったのは、ベイリー&ライラ・ヴァルキュリアとP.F.C(ピュア・フュージョン・コレクティブ)のゾーイ・スタークとシェイナ・ベイズラー。ライラがシェイナの一瞬のスキを突いてジャック・ナイフで3カウントを奪うと、続いて現れたのは、ナタリアとマキシン・デュプリの若手&ベテランのタッグ。序盤、若さと勢いで会場を沸かせたマキシンだったが、つい調子に乗りすぎて…ナタリアを激怒させる失態を犯してしまう。
格上のベイリーを相手にコスチュームのサスペンダーを勢いよく外して雄叫びをあげると、コーナーに串刺しにするボディプレスを浴びせたマキシン。さらに助けに入ったライラをコーナーに振ると、素早い助走から二人まとめて体を浴びせるなど躍動。マキシンの思わぬ攻勢にベイリーとライラはたまらずマットに転がった。
そして、マキシン劇場はまだ続く。両手を広げ、腰をくねらせて会場を煽ると、キャタピラーからのジャンピングエルボー。たまらず場外にエスケープしたライラをよそに、リング上のベイリーを抑え込むも3カウントならず。
ここでコーナーのナタリアがマキシンに声をかけ、身を乗り出してタッチを要求。一瞬、戸惑いの表情を見せたマキシンだったが、あろうことかこれを無視。さらにナタリアの得意技であるシャープシューター(サソリ固め)を極めようとして自爆。ベイリーに一瞬のスキを突かれて丸め込まれると呆気なく3カウントを献上した。
あ然としてナタリアの方に顔を向けたマキシンに対して、納得がいかないナタリアは右手をあげ「WHY?」「何やってんのよ」といった様子。一方のマキシンは「そんなつもりでは」といった表情を浮かべて許しを請うも、ナタリアは両手で頭を抱えて愕然。さらに首を横に振ると「ここじゃない。あなたじゃない」と実況がナタリアの心情を代弁した。
予想外の呆気ない幕切れ、さらにナタリアの表情にファンも反応。「やっちゃった」「なんだよそれ」「コンビ解消だな」「これは説教」「ナッティがキレそう」などの驚きと困惑の声が相次いだ。(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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