アニメ「機動戦士ガンダム」第43話で描かれる“ラストシューティング”。上空のジオングを撃ち抜いた一撃を最後に、ガンダムは戦場からも、いるのが当たり前だった“あの画面”からも姿を消した。
頭部と左腕を失った状態となったガンダムは、アムロの「最後の命令」を受けると吹き抜けになった空間まで自走。そしておもむろに上に向かってビームライフルを放つ。この一撃は上空で攻撃のタイミングを見計らっていたジオングの頭部を破壊し、これを退けたものの、同時に右腕と右脚に攻撃を受け、膝をついて崩れるように倒れていった。
その動きは、これまで数々の戦局を変え、敵に“白い悪魔”と恐れられた姿とは対照的だった。猛々しくもなく、華やかでもない。だが確かに、最後まで「戦っていた」姿だった。
ここで、物語の主役であり続けたモビルスーツ「ガンダム」はその任務を終える。そしてこのあと待っていたのは、ビームライフルでもサーベルでもなく、“人間同士”がぶつかり合うというこれまでとは違う戦いだった。
ラストシューティングの意味とは日本語
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