その頃、ギヘイさんを慰めるために頻繁に肩揉みをしていたヨウコさん。そんな中で、ギヘイさんのハゲ頭を見ていたら「髪を生やさなくちゃ」という使命感に駆られ、ハゲを治すために自作の薬を作り始めた。とはいえ、薬に関する知識は皆無のヨウコさん。“これは髪に良さそう”とピンときたものをギヘイさんの頭に塗っていたそうだ。キウイ、苔、とうもろこしのヒゲなどをエタノールと合わせ液体にしていた。
毛が生えそうと思ったものを次々と塗っていったヨウコさんだが、「ワカメとか食べると毛が生えると言われていたけど、そう世間に広まっているものは触らなくていい」というマイルールも持ち合わせていた。当時、育毛剤はあまりなかったため、ヨウコさんは「私も新規参入」という気持ちで開発に乗り出したという。
「おじいちゃんがご飯を食べていたら、お母さんが頭に…」娘が証言


