しかし300種類を試すが髪の毛は生えてこず……ヨウコさんが失意に暮れる中で、失敗作の中に医学会を震撼させる大発見があった。ヨウコさんは重度の歯周病になり、歯医者から入れ歯の宣告を受けてしまう。その間に義父は亡くなり、実験台は夫に移行していた。
そんな中で、ヨウコさんは育毛剤の失敗作を口の中に塗り始めた。高野山に多く自生していて、仏壇などに備える植物の「コウヤマキ」を歯に塗り続けていると、まさか歯周病が改善していたのだ。2年ぶりに歯医者に診察してもらいに行くと、「何かやりました?」と歯医者もその変化に驚いていた。
以降、ヨウコさんは大好きなとんかつも再び食べられるように。なお、コウヤマキはギヘイさんの仏壇に備えられていたもの。ヨウコさんは「私は関西出身なので、高野山に割と行くんですけど、高野山のガイドさんが『コウヤマキは万年腐らない木なんです』と言っていたんです。コウヤマキは腐らない、歯周病は腐る。だったらこれは相性が良いのでは」と考え、歯にペースト状にして塗ったようだ。
このヨウコさんのアイデアを受け、歯科医師は研究を勧めたそうだ。そして大阪歯科大学で効果が立証され、世紀の大発見に。2007年に歯磨き粉として商品化され、2012年に特許を取得。現在、ヨウコさんはソノエさんと2人で会社を運営しているという。
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