「挑戦者が研究の隙間にメスを」伊藤匠叡王VS斎藤慎太郎八段 相中住まいの接近戦を制するのはどっちだ/将棋・叡王戦第2局 将棋伊藤匠,斎藤慎太郎 2025/04/19 20:39 拡大する 将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(31)が挑戦する第10期叡王戦五番勝負第2局が4月19日、石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で行われている。斎藤八段の先手で始まった注目の一戦は、相掛かりの出だしとなった。 伊藤叡王の初防衛か、斎藤八段7年ぶりのタイトル奪取か。今月開幕した注目の五番勝負は、開幕局で斎藤八段が先勝。挑戦者としては勢いそのままに連勝を飾り、叡王獲得へ“王手”をかけたい。 本局は、斎藤八段の先手で相掛かりの出だしに。繊細な駒組みから挑戦者が仕掛けて開戦となった。相中住まいの接近戦に、ABEMAの中継に出演した深浦康市九段(53)は、「斎藤八段から注文を付けていった。すべての戦型に研究が行き届いている伊藤叡王だが、その研究が進んでいないわずかな隙間にメスを入れていっていると思う」と印象を語っていた。 続きを読む 関連記事