ナオミといえば、陽気で明るい“陽キャラ”として長年愛されてきたWWEの人気女子レスラー。しかしこの日は、入場シーンから一変。ダークでパワフルなオーラをまとい、まるで別人のような姿でリングに現れた。
コスチュームは黒と蛍光イエローを基調とした長袖トップスにハイカットボトムス、そして海外ドラマで見かける犯行現場の黄色い「CAUTION」テープを思わせる物々しいデザインのタイツが印象的。未来的で力強いそのデザインは、『ドラゴンボール』のサイヤ人の戦闘服を彷彿させ、ファンからは「危険なメンヘラ女」「ヒールターン成功だ」「かっこいいじゃないの」と意外な好評価が殺到。「サイヤ人みたい!」などと、日本人ファンならではのリアクションも目立った。
試合はナオミがヒールらしい狡猾な戦術で序盤を支配。高速の打撃やラフファイトでジェイドを攻め立てた。しかし、ジェイドは持ち前の驚異的なパワーで反撃し、ナオミの攻撃を耐え抜く。終盤、ジェイドがナオミを肩に担ぎ上げて空中に放り投げる、前代未聞のパワーボムで叩きつけると、フィニッシャー「ジェイデッド」を決めてピンフォール勝ち。
元仲間同士による半年がかりの遺恨マッチはついに決着。しかし、“新生”ナオミのヒールパフォーマンスは観客の記憶に強烈な印象を残した。SNSでは「あの入場とヒールっぷりでショーを完全に持ってった!」「スーパーサイヤ人クイーン、勝ってほしかった」といった反応も多く、敗者でありながらも、強烈な存在感を示すことに成功したようだ。(ABEMA/WWE『レッスルマニア』)



