横浜“逃走男”を全国指名手配…暴力団幹部(50)殺人未遂などの疑い
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横浜市の住宅で、警察が家宅捜索に入ろうとした際、男が車で警察官を跳ね飛ばして逃走した事件。警察は、公務執行妨害と殺人未遂の疑いで、暴力団幹部の田村悟史容疑者(50)を全国に指名手配しました。

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■横浜“逃走男”を全国指名手配

22日午前6時半ごろ、横浜市の自宅を出た際の映像が公開されました。緑のジャンパーに白いスニーカー、それ以外はカバンから眼鏡のフレームに至るまで黒色を身に着けています。

早朝の住宅街で起きた異常な事態を、複数の近隣住民が目撃していました。

近隣住民などの取材から
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自宅を出た田村容疑者は、すぐに家宅捜索の立会いを求められたそうです。しかし、応じることなく車に乗り込みました。5人ほどの捜査員が運転席側に立ち、1人が車の前に立ちはだかっていたといいます。降りるよう説得されていたのか、運転席のドアは空いたまま。興奮するわけでもなく、普通に会話をしているように見えたその直後、ドアを開けたまま、車は、急発進します。

このとき、警察官4人が跳ね飛ばされ、3人が全治約2週間のけがをしました。

目撃者                                                              「開けたままの扉にしがみついていた捜査員もいた。酔っ払いが叫んでいるようなウオーという声が聞こえた」

田村容疑者は、そのまま運転し逃走しました。車は、トヨタの水素燃料電池車、白の『MIRAI』とみられます。

下村彩里アナウンサー                                                       「どの道を使ったかはわかっていませんが、捜査関係者によりますと、男は、自宅から西側の保土ケ谷インターチェンジ方面に逃走したことが、新たにわかりました」

保土ケ谷インターチェンジ
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保土ケ谷インターチェンジは、田村容疑者の自宅から2キロほど離れた場所です。

国道1号に出て向かえば、5分ほど。ただ、防犯カメラは、国道1号とは逆方向の生活道路に設置されています。

逃走から40時間が経ちました。車もまだ発見されていません。

警察は、防犯カメラのリレー捜査を続けるなどして、田村容疑者の行方を追っています。

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