【ラ・リーガ】アラベス1-0ソシエダ(日本時間4月24日/メンディソローサ)
ソシエダ所属の日本代表MF久保建英がピッチ中央で試合の主導権を握った。司令塔化したプレーに、ファンはリオネル・メッシの姿を重ねるなどして興奮している。
37分、久保は相手陣内右サイドでアラベスのDFマヌ・サンチェスの横パスをカットすると、そのままドリブルに移行して相手2選手を置き去りにする。次に立ちはだかってきたMFアントニオ・ブランコは切れ味抜群のボディフェイントでかわした。
4人目の刺客としてMFホン・グリディが寄せてきたが、細かいボールタッチとステップでグリディをギリギリまで引きつける。そして、ノーモーションでの横パスからMFパブロ・マリンとのワンツーを成立させ、外側から絞ってきたMFカルロス・ビセンテと追走してきたグリディを同時にかわす。中央から試合を作りながらバイタルエリアまで進入した。
まるでゲームの主人公のように中央を支配した久保は最後にミドルシュートを選択。これはDFファクンド・ガルセスにブロックされたが、CKを獲得してチャンスを広げた。
解説・佐藤勇人氏は「ラ・レアル(ソシエダの愛称)にはこういうプレーが必要ですよね。(久保が)ずっとサイドに張っていてもボールは来ないですから、相手のブロックを壊す意味でも、久保が自分で考えて、内側でボールを引き取って意外性のあるプレーをすることでCKにつながった」と称賛した。
相手5選手を“ほぼ1人”で一網打尽にした中央突破というゲームメイクに、ファンがSNSで反応。「ワンツーを織り交ぜながらアラベスの守備網をドリブルで切り裂いていくソシエダの久保建英」「日本のメッシ」「久保選手に前向きにボールが入れば必ずゴール前まで勝負をかけてくれる」「中盤で難しい体勢で受けてもうまくキープして、前に進めるプレーもあった」「ウイイレみたいなドリブル」「DFが2、3人きてもキープ力がすごいな」と興奮していた。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)