古舘伊知郎も“不思議なアプローチ”を称賛
河﨑真也(株式会社JTB 人事チーム グループリーダー(求人担当)):「人に寄り添える営業マンになりたい」とのことですが、もう少し具体的な過程を教えてください。
豊嶋:必死になって寄り添って、入部してもらった40名が、試合に出場していないにもかかわらず、上級生の勝利に対して涙をこぼして笑っているその姿に感動しました。私の中での強みは『貢献心』だと思っており、自分の時間を犠牲にしてまで人に笑顔になってもらいたい、組織に貢献したい、目標に対して責任を果たしたい、という思いがあります。
広沢達明(不二製油株式会社 取締役 営業部門長 兼 東京支社長):新入生を集める環境づくりでは何を重点的にしてきましたか?
豊嶋:悩みを聞き出して、悩みにマッチしている魅力が伝えられそうな部員を1人体制で個別に相談のような連絡先を持つことで、入部後も心配のない、定着するという目的を果たしました。また、一緒に頑張れる仲間がいることは重要だと思うので新入生同士が仲良くなれる環境づくりを行いました。
白坂ゆき(株式会社CaSy 取締役CHRO兼キャストエンゲージメントプロジェクトマネジャー):不思議だなと思うのは、こんなに一生懸命なあなたが新入部員を勧誘する時に『なぜ入らないのか?』という不安を払拭していくアプローチをとったことです。『入るとこんなに素敵だよ』というあなたが惚れているラクロスの魅力を教えてください。
豊嶋:その理由の最終形態が組織の魅力だと思っています。出場していないメンバーも泣いて喜べる環境がそこにあります。ラクロスという環境で友達作り・仲間作り。『将来大人になっても一緒にいられる人と出会えること』が魅力だと思います。
古舘伊知郎(ファシリテーター):不思議なアプローチではあるんですよ。だから、まだ僕も正直言って、理解しきれてない。あなたが「不安解消」ということに照準を絞ったことに。そのぐらい、斬新なんですよ、やっぱり。
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