【MLB】カブス11-10ドジャース(4月22日・日本時間4月23日)         
4月22日(日本時間4月23日)に行われたシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、カブス・今永昇太が、左の強打者たちから三振を奪った“頭脳的&幻惑投球”が話題となっている。
0-0の同点で迎えた1回表・ドジャースの攻撃、1死一、二塁の場面で打席に立った4番のフレディ・フリーマンに対して今永は、初球、外角低めのボールゾーンへと130km/hのスライダーを投げ込むと、続く2球目はそれよりやや内側、外角低めいっぱいのところへと投じた128km/hのスライダーで見逃しを誘ってカウント1-1に。すると、続く3球目に投じたのは、一転、内角いっぱいのところへと投じた147km/hの速球。これをフリーマンは打ちに行ってファウルとなると、4球目はそれよりも真ん中寄りの、“さらに打ちごろ”に見える147km/hの速球。フリーマンはこのボールも打ちにいくこととなったが、こちらもあえなくファウルに。この時点で既に半分くらいは今永が勝ったようなものだ。2連続ファウルとなった“内の速い球”が印象強くづけられた状態のフリーマンは、続く5球目、真ん中やや外寄り、低めいっぱいのところへと入る130km/hのスライダー。この1球で高低・内外・緩急のギャップを一度にぶつけられることとなったフリーマンは、完全に惑わされる形でスイングで空振り三振となった。