【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C. 2-1 横浜FC(4月25日/サンガスタジアム by KYOCERA)
【映像】ハンドにならない? 物議を醸した一部始終(リプレイあり)
京都サンガF.Cのサポーターから不満の声が噴出している。横浜FCのFWルキアンが同点ゴールを決めた過程で、FW鈴木武蔵の手にボールが当たっていたが、VARが介入しても判定は覆らなかった。
J1リーグ第12節の京都vs横浜FC戦、49分だった。横浜FCのGK市川暉記が前線を目がけてロングボールを蹴ると、センターサークル内で鈴木武蔵と京都のDF鈴木義宜が競り合う。ボールはどちらの頭にも当たらずにこぼれると、セカンドボールはルキアンが拾い、その後6本のパスをつないで右サイドから左サイドに大きく展開。最後はDF福森晃斗のクロスを、MF山根永遠がボックス内の右で折り返し、ルキアンが押し込んだ。
起死回生の同点弾に、横浜FCの面々は感情を爆発。移籍後初ゴールを決めたルキアンを中心にサポーターと喜びを分かち合った。解説・木場昌雄氏も「完全にデザインされた形でしたね。福森の精度の高いキックからファーサイド、折り返したところにルキアンですよね。ここまでの作りも、逆サイドにチェンジして相手を広げさせたところからでした」と称賛した。
しかし、試合はすぐに再開されなかった。長峯滉希主審のもとには両チームの選手が駆けつけ、コミュニケーションを取っている。攻撃側にハンドの可能性があったとして、VARがゴールを確認していたのだ。
焦点となったのは、起点になった最初の場面だった。横浜FCの鈴木武蔵と京都の鈴木義宜が競り合った場面のリプレイ映像では、空中でやや押されて体勢を崩して広がった鈴木武蔵の手にボールが当たる瞬間を捉えていた。木場氏は「手を広げている感じでしたけど」とコメントしたが、VARの結果ゴールは認められた。
審判団が映像を確認した上での判定だったが、京都サポーターは納得のいかない様子。SNSでは「え、それハンドとられないんだ!?」「え?ハンドじゃないの?」「めちゃめちゃハンドやろ笑」「ゴリゴリハンドじゃね?」「鈴木武蔵のハンドをVARでの確認できちんと映っていてもゴールを認めるってどうしてなんですかね?」「故意ではないにしても、競って手広げて当たって、味方にパス繋がるのってどうなん?」「ちょっとこれは意見書を提出でしょう」など不満の声が巻き起こった。
一方で、「押されてからのこの体勢だからね。動画で流さないと」「プッシングされて偶発的にボールが腕に当たった判定だからゴール認めたんじゃないの?」「VARが介入できるのは4つの事象のみ。センターサークル付近のハンドはVARの対象外だから判定変わらずだったのではないでしょうか。主審がハンドを見逃したのは間違いないけどビデオ見て取り消しはできないかと」「これそもそもAPP内か?」など判定を指示する意見も出るなど、物議を醸している。
京都サポーターにとっては後味の悪い判定になったが、70分に途中出場のMF奥川雅也が決勝点をゲット。2ー1で競り勝ち、2連勝で首位の座を堅持している。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





