その第2セットが始まった直後に珍事が発生する。NEC川崎の佐々木遥子のサーブがネットに引っかかると、その衝撃の影響からか、ネット脇にあるアンテナの位置が従来の場所からズレてしまったようだ。SAGA久光のサーブを前に、試合が一時、中断した。

 この事態に際して、率先して動いたのがNEC川崎のロレイナ・メアリーズ・ダ・シルバと、SAGA久光の荒木彩花だ。2人は協力し合って修復作業に参加し、緊迫のゲーム中ながらもライバル同士が笑顔をのぞかせるほっこりとした一幕となった。なお、最終的にはスタッフがテープを使って固定し直して、ゲームが再開となった。

 その後、第1セットに続いて第2セットも奪取したNEC川崎が勢いのままにセットカウント3-0で勝利。見事、ファイナル進出を決めてみせた。

 この準決勝の結果を受けて、決勝カードはNEC川崎と大阪マーヴェラス(レギュラーシーズン1位)に決定。SVリーグ初代女王の座をかけた戦いが5月2日に幕を開ける。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

【映像】女子バレーで起こった“ほっこり”珍事
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これはあり得ない…女子バレー、“背面トス”風の衝撃スパイク! まさかの一撃にアリーナ驚きと興奮
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